こんにちは!ひつじです。
みなさん、密林とoptimism好きですか?
私も大好きです。いつも便利に使わせてもらっています、もしくは使わされています。
ネット通販でなんでも買える時代、注文した商品が翌日には届いてしまう、夢のような時代ですが、ついつい物を買ってしまう、現代病の根源でもあります。
きょうは物欲を掻き立てない為に私が行なっていることのお話。
テレビや広告を見ない
テレビは物欲を煽るためにあると言っても過言ではありません。本当に洗脳マシーンだと思っています。仕事終わりの夕食にはビール、休日にはかっこいい車でドライブ、子持ちには新築住宅。私たちは日々こういった概念をテレビや広告から植え付けられているように思います。
我が家ではいつもいる部屋にはテレビは置いていません。見る番組もいまとなっては子ども向けのアニメか、ブラタモリぐらいです(子供が見させてくれませんが、、)
テレビを見ないだけでもだいぶん物欲を植え付けられることは少なくなります。知らない物は欲しいと思うことすらできません。新商品が出ても、その商品が出たことも知らないまま平穏な毎日を過ごすことができます。例えば数年前にアサヒの生ジョッキ缶が流行って、一時品薄で手に入らなかったとき。ヤクルト1000が免疫力を高めると話題になったとき。ニュースなどで耳にはするものの、ふーん、流行ってるんだぐらいで特に欲しいとも思いませんでした。情報に疎いこと、これは物欲を掻き立てないために大切な事の一つだと思います。
セール品を買わない、ついで買いしない
これはすぐ分かりますよね。ネットだと買い物も簡単で、安いから、ポイントがつくから、プライムデーやお買い物マラソン中だからなど、ついつい買ってしまいます。それが消耗品や前から目星をつけていた物ならいいのですが、サイトを見ているうちに衝動的に欲しくなったものなら要注意です。次のセールまで欲しいと思っていたら買おうぐらいで、一旦見送りましょう。本当に必要なものであれば、生活しているなかで、あ、不便だな、やっぱりあった方がいいななんて感じるタイミングが度々あると思います。そうであれば生活に必要なものとして買えばいいと思います。そうでない物は、時間を置く事で、なくてもいっか、と思えてきます。
物欲を抑える魔法の言葉があります。
あれば便利、無くても困らない、じゃあいらないね。です。
今あるものを見つめ直す
ジンベエ『失った物ばかり数えるな!!! お前にまだ 残っておるものは何じゃ!!!』
ルフィ『仲間がいる゛よ!!!!』
尾田栄一郎 ONE PIECE 60巻より
物を欲しいと思ったらワンピースの名場面、これを思い出します。
何も失ってないので、状況は違うんですが、この場合は、欲しいものばかり考えるな、お前に今あるものはなんじゃ!、ですね。
今持っている物は、昔どうしても欲しくて買ったものです。家の中を見回して、一つ一つ、買ったときのうれしかった気持ちを思い出してみます。このスピーカーは毎日使ってるし、いい買い物だったな、このカメラは高かったけど、今はあんまり使ってないな、などなど。本当によかった買い物もあったけど、ただ買って満足していた物など、すでにたくさんのものに囲まれて生活している事に気づきます。また、いま持っている服と同じような物を買おうとしていたり、まだ飲みきれていない紅茶が残っていたりすることに気づくかも知れません。そうする事で購買欲も少しずつ落ち着いていきます。
放下著(ほうげじゃく)
これは禅の用語なのですが、放下とは捨て去る事。著とは強めの助詞で、つまり放下著とはあらゆる執着を捨て去れ!という意味です。
快適な生活を送りたい、他人に羨まれたい、そのような思いが、物欲にあらわれます。これらはすべて、執着、煩悩からきています。あらゆる執着を捨て去る事は仏教的な人生のテーマでもあります。執着を捨て去ることで、いまのままでいい、あるがままでいいという、感覚が芽生えてきます。
この辺の詳しい解説は龍雲寺というお寺さんのHPにありましたので、ご参照ください。
さて、この執着を捨て去る事、とてもじゃないですが、なかなかできる事ではありません。あらゆる煩悩にまみれた私ですが、執着を捨てる為に、ちょっとだけやっている事があります。それは毎日この、放下著、という言葉を唱えることです。サラリーマンの私にはこれを毎日唱える方法があります。それは、会社のパソコンのパスワードにすることです。笑
これで毎朝ちょっとだけでも日々執着を捨てる事に意識が向けられます。
仏陀は言いました、執着を捨てなさい。
まとめ
さて、ここまでのポイントをまとめてみます。
まず物を欲しいと思わないように、テレビや広告を意識的に避けます。プライムデーやマラソンもいつあってるかすら感知しません。知らないことを恐る必要はないです、知らない物は欲しいと思えません。情報過多の現代、入ってくる情報を意識的にコントロールする事も必要だと思います。
さらに物を欲しいと思ったとき。まずは自分の身の回りにある物を改めて見つめて、すでに身の回りは物で溢れかえっていることを認識します。物欲を満たすためだけに買い物をしていないか、それは本当に必要なものなのか考えなおします。
ここまで考えてもまだ、必要と思われるもの、どうしても欲しい物があれば、それは自分の価値観を信じて購入すればいいでしょう。それはきっと自分の人生を豊かにしてくれるものでしょう。
仕上げに、これは人生のテーマにもつながることですが、毎日執着を捨てることを意識して生活します。私は毎日、出社したら放下著と、唱えて仕事を始めています。笑
最後に
この世のすべては移ろいゆくものです。大きな災害で大切なものを失うかも知れない、それでも生きて行かねばならないとき、放下著、あらゆる執着をすてて、いま、自分に、自分の周りに残されているものに意識を向けて、感謝しながら生きていく他ないと思います。尾田先生がどう考えているかは分かりませんが、先のワンピースの中で、ジンベエが言っていたセリフも、幾分仏教的な意味を持つ言葉だと感じています。
何やら人生観のような話になってきましたが、仏教ちょいかじりの羊が日々考えていることもときたま混ぜながら、このブログを書いていくつもりです。
以上、箱でいっぱいの我が家からお伝えしました!
何かあればお気軽にどうぞ!