こんにちは!めじろです。

子供の療育の待機期間、不安で色々調べてしまう…何かできることはある?



児童発達支援士と子ども発達障がい支援アドバイザーはどう違うの?
本記事は、人間力認定協会が認定する民間資格「児童発達支援士」を私が取得した理由と、ユーキャンの「子ども発達障がい支援アドバイザー」との違い、取得までのステップと資格取得を通して感じたことを紹介します。
私が児童発達支援士を取得した理由


子供が療育を勧められた
子供が感情のコントロールが苦手だったのですが、「男の子はこんなものなのか…」と根拠もなく思っていました。


ところが園から療育を受けてはどうかと提案され、なるほどこれはプロから見て普通ではないのか…と知りました。どうりで毎日大変な訳です。
専門的な支援によって、子供が園で過ごしやすくなるなら!と、早速療育を受ける準備を開始しました。
療育の待ち時間にできることをしたかった
しかし、実際に療育を受けるまでにはいくつものステップがあり、どうしても待ち時間が発生してしまいます。
この待ち時間をただ不安に過ごすのではなく、「何かできることはないか?」と考えたのが、私が「児童発達支援士」の資格取得を目指したきっかけです。
資格=形に残る知識習得が魅力的だった
もともと資格取得は好きで、育児と仕事で忙しいここ最近も、formieというオンライン完結の資格サブスクに挑戦しています。


私は、どうせ勉強するなら資格が取れる方が一石二鳥だな…と考える節があります。今回も療育に関する資格を調べてみたところ、取ってみたい!と思う資格に出会いました。
児童発達支援士とは
「児童発達支援士」は、一般社団法人 人間力認定協会が認定する民間資格で、「日本の資格・検定AWARDS」にて、注目の資格・検定部門1位を2022年に受賞しています。
https://ninkyou.jp/hattatu-license/
認定機関はインパクトある団体名ですが、アバウトページを読むと、新世代を生き抜くための“非認知能力(人間力)”を育成・評価・認定するという意味が込められているそうです。
児童発達支援士は、2020年12月に認定開始されてから2025年2月20日時点で26,775名の方が受講されています。
https://ninkyou.jp/data/



最新に近い受講者数をHPでしっかり公開されているのは安心材料になりますね。
ユーキャンの「子ども発達障がい支援アドバイザー」との比較
私は「児童発達支援士」と、ユーキャンの「子ども発達障がい支援アドバイザー」のどちらを受講するか迷いました。
下記は「子ども発達障がい支援アドバイザー」と比較した際の、「児童発達支援士」資格のメリットデメリットです。
メリット | デメリット |
---|---|
ユーキャン資格より専門的に学べる 受講者特典が役立つ ユーキャン資格より知名度が高い オンラインで試験が完結する 民間資格っぽくない名称 | ユーキャン資格より高い(下表参照) 子供向け教材がない 使用後教材の中古販売が禁止 添削指導がなく本試験のみ 定期的な割引キャンペーンがない |
価格は児童発達支援士の方が高いです。
児童発達支援士 | 子ども発達障がい支援アドバイザー | |
---|---|---|
受講料(一括) | 37400円 | 34000円 |
試験料金 | 4070円 | 上記に含む |
計 | 41470円 | 34000円 |
https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1524/contrast/index.html



児童発達支援士は、丁度ユーキャンのアドバイザー資格と実務士資格の中間的存在かな?と思います。
私が児童発達支援士を選んだ理由
- より専門的な発達支援の知識を学べる
- 意見交換会、療育エピソード等の受講者特典が魅力的だった
- 発達支援系の資格では知名度がいちばん高く、評判も良い
「子供のために今できることを最大限したい」と思っていた私は、取得費用は少し高かったですが、より専門的な知識を学べる児童発達支援士を選びました。
受講者特典として意見交換会に参加できたり、限定ページから療育エピソードを閲覧できたりと、育児の悩み解決に役立つ特典も良いと思いました。
また、児童発達支援士の評判は大変良く、知名度も発達支援関係資格でいちばんと思います。私も鳥居みゆきさんが取得されたニュースを知っていました。人協さんのブログによると、鳥居さんはPRではなく自主的に受けられたそうです。
「〜士」 という民間資格らしからぬ?資格名もかっこいいですし、子育て中の身としてはスマホで試験を受けられるのも助かります。
そんなこんなでユーキャンではなく児童発達支援士を選びました。
ユーキャン発達支援資格のメリット
ユーキャン資格は下記のように費用面でかなりのメリットがあります。
- 値段が約7500円安い
- 定期的に割引キャンペーンを実施している
- 教材の中古販売が禁止されていない(児童発達支援士教材は転売禁止)
児童発達支援士は受講料の他に試験料金を別途支払う必要がありますが、ユーキャンは3回目の添削指導が試験にあたるため、受講料に試験料金も含まれます。
子供と使える絵カードがあったり(アドバイザー)、添削指導を受けられたりと、ユーキャンの「子ども発達障がい支援アドバイザー」及び「子ども発達障がい支援実務士」も魅力的な資格なので、ぜひ児童発達支援士と比較検討してみてください。
児童発達支援士の資格取得ステップ


紙テキスト及び音声教材で学習する
テキストは比較的薄め(127P、厚さ7mm)で持ち運びしやすいB5サイズですが、中身は濃いと思います。
全6章で構成されており、発達障がいに関する知識はもちろんですが、脳科学及び心理学に基づく子育てアプローチについてが半分以上を占めていることが特徴的です。
- 発達障害の特性を知る
- 支援・療育方法とケーススタディ
- 脳科学の面から、子どもの特性を知る
- 人の道に立つための、しつけ教育
- やる気を引き出し、自ら成長していく子の育て方
- 人間力を身につけ、必要とされる子の育て方
小項目については人協さんのブログに掲載されています。
聞き流し向けに作成された試験対策動画(約40分)のリンクがテキスト等に掲載されており、これを用いると通勤中等に要点を復習することができます。
vimeoという動画サイトのリンクなのですが、ブラウザ上で速度調整できるので便利でした。
試験を受けたい前日までに申し込む
テキスト、ワークブックで十分勉強できたなと感じたら、メールやLINEに記載されている申込みページにて試験申込みをします。
私は「よし、今日受けるぞ!」と申込みページに行ってから知ったのですが、申込み日の受験は不可です。皆さんは私みたいにならないように注意してください。
試験希望日(申込翌日以降)から1週間の間に試験を受ければOKという制度になっています。
オンラインで試験を受ける
試験問題数は50問、試験時間は50問で、35問以上正解(正答率70%)で合格となります。


一度解いた問題には戻れないので、一問一問確実に解答するようにしましょう。
私は40点台で無事合格することができました!現在認定証待ちです。


資格取得を通して


発達障がい以外の学びも大きかった
子供の発達障がいの種類や特徴、療育に関する知識はもちろんテキスト内容にありますが、親は子供の成長する力を信じて「発育」を見守ることが大事である、ということがいちばんの学びに感じました。
こちらは人間力認定協会の理事長が書かれた本で、受講者特典(タイミングによる)の音声データ抜粋元です。
音声を聞く限り、資格の内容にかなり通じるところがあるので、受講を迷っている…という方は一度読んでみてもいいかもしれません。記事執筆時点ではKindle Unlimited対象となっています。
モチベーションを保てて短期合格できた
仕事と育児の合間を縫っての勉強でしたが、「子供のために」という強いモチベーションを保ち続けることができたため、教材到着から1ヶ月以内に合格することができました。
教材内容は難しすぎず、テキストを複数回読み返すこともそこまで負担になりませんでした。通勤中に聞き流し音声(動画ですが)で勉強できるのもよかったです。
気持ちが少しずつ切り替えられている
資格取得前は、早く療育を受けさせてあげたいな…とただただ焦っていたのですが、まずは自分がどっしり落ち着いて、子供の「発育」をじっくり見守るべきだな、と気持ちを少しずつ切り替えています。
まだまだ子供の感情爆発に引きづられがちですが、脳の習慣化ルールを意識したアプローチを心がけていきたいです!
そして感覚統合と似た考え方の「心を立てようと思ったら、まず体(腰)を立てなければならない」という立腰教育についての内容が興味深かったです。
https://www.toryukan.co.jp/philosophy/kokoro



子供に伝授できるよう、まず私が立腰をマスターしたいと思います。
まとめ – 同じように悩む親御さんへ
児童発達支援士の資格取得は、私にとって、子供の成長をサポートするための大きな一歩となりました。療育までの待ち時間に感じていた不安は、今では「学び」と「行動力」に変わっています。
もし、今、お子さんの発達について悩んでいらっしゃる親御さんがいたら、一人で抱え込まずに、まずは専門機関に相談してみてください。
そして、もし私と同じように「何かできることはないか?」と感じているのであれば、児童発達支援士の資格取得も選択肢の一つとして考えてみてください。得られる知識と自信は、きっとあなたの力になると思います。
この経験が、同じように悩む親御さんの少しでもお役に立てれば幸いです。
何かあればお気軽にどうぞ!