こんにちは!ひつじです。
今日は幼児の物欲について。
力づくでごねる3歳児
我が家には今、3歳児、0歳児の子供がいます。3歳の長男は、言葉も通じるようになって、イヤイヤ期は過ぎたとおもうのですが、わがまま真っ盛り、恐竜期です。力も強くなり、ゴネ得を覚え、親に力付くで要求してきます。最近は0歳児が抱っこされているのが羨ましいのか、力づくで抱っこをせがんできます。ダッコ!ダッコ!ダッコ!ダッコ!ダッコーーー!!!
コレホシーーー!
この時期に特に困るのが買い物に一緒に行った時ではないでしょうか。スーパーには美味しそうなお菓子や、魅力的なおもちゃが所狭しと並べられ、物欲を刺激してきます。大人でも目移りするのに、子供にとっては頭がパンクするほどの刺激だと思います。
気になる商品を見つけた子供は言います、コレホシーーー!!!
幼児の物欲のかわし方
私が普段実践している対処法を紹介したいとおもいます。
買い物に連れて行かない
まずは子供を買い物に連れて行かない、ですね。
知らない物は欲しいと思いません。物を見せず、物欲を刺激しないことが1番です。。
大人の物欲については、こちらの過去記事をご参照ください。
それが出来るならもうやってるわ! という声が聞こえてきそうです。
買うものを事前に伝える
次なる策は、買い物の前に何を買うかお話ししておく、です。
子供の好きそうなおもちゃ売り場の前を通らないことはもちろんですが、お店に入る前に、
今日は牛乳と、卵と、それからカレーを作りたいから牛肉と、玉ねぎ、にんじんを買おうね、
と永遠と5回ぐらい話しておきます。
そしてスーパーについたら話していたものを一緒に探してもらいます。何か目的があると、子供も飽きずにミッション達成に向けて動いてくれるものです。
この方法は大人のついで買いを防ぎ、無駄な出費が減る効果もあります。
スーパーのような刺激が多い場所では、子供の能力に合った仕事をしてもらうと、子供はその仕事に注意を集中できます。※我が家の子育てバイブルより
幼児の物欲を成仏させる方法
それでも子供が欲しいモノを発見して、物欲に囚われてしまうときは訪れます。我が家では、無事にレジを通過して一安心したあと、それは訪れます。
私がよく行くスーパーにはお店の出口にガチャガチャが、しかも大量に置いてあるのです!!(本気で撤去して欲しい)
そこで子供は言います。コレホシーーー!!
ここからが親の腕の見せ所ですね!
いいね!と共感する
コレホシー!と言われて親がやるべきことは、子供に共感することです。まずは子供が興味を持ったモノを一緒に見ながら、『コレいいねー、かっこいいねー』と言って共感を示します。
よくある悪手は『ダメ!』ですね。コレを言うと子供も親に叱られたと思ってムキになります。
子供も本気で欲しいと思ってるわけではなく、コレに興味があると言っているのだと思います。
素敵な商品を見つけて、素敵だなーと見る、大人でもある事ですよね。まだ表現が拙い子供は魅力的なものを見るとコレホシー!と感情を表現してしまうわけです。
3歳くらいの子供は「…がほしい、…が好き、あれは…だね、…のことを考えている」等を混同しているそうです。※我が家の子育てバイブルより
いいねー、面白そうだねー、と言ってもまだ駄々をこねるようであれば、次の段階です。
物欲が収まるまで待つ
次は『見てていいよー』です。
ここでは忍耐が試されます。急いでいない場合しか使えませんが、もうひたすら子供の物欲が収まるまで一緒にガチャガチャを見つめて、この車かっこいいねー、このピカチュウ面白い格好してるねーと共感を示し続けます。
子供も、親に自分の感情をわかってくれたと思い、落ち着いてくると思います。
ここまできてさらに買って!買って!と激しくせかんでくることがあります。
最後の手段「お金ない」
ここでは、『お金ない』が好手です。キャッシュレスが普及した今、財布を持ち歩いてない人も多いのではないでしょうか。私も普段は財布を持ち歩いておらず、100円玉がないので、実際にガチャガチャをすることはできないのです。
普通に陳列されている商品を欲しがっていた場合も、この商品を買うには働かなくてはいけない、お金を稼ぐには仕事に行かなくてはいけないよ。と、この社会が、貨幣経済が、どのような仕組みで回っているか教えます。とても大事なことですよね。
決して感情的になってはいけません。ひたすら感情と言う嵐が去るのを待ちます。
そして、少し悲しそうな表情と声でいま自分にはお金がないことを伝えます。周りの人に「あ、この人ビンボーなんだ」と思われようが、仕方ありません。笑
それでも駄々こねが続く場合
経験則ですが、時間にして15分ほど粘れば子供も分かってくれるはずです(体感的には永遠)。
それ以上の駄々こねであれば子供が眠いか、疲れている状態かもしれません。思い切って商品から引き離すか、他のことで気を逸らす、敗北し、買ってやるほかないと思います。
以上、幼児の物欲を成仏させる方法はここまでです。
番外編として、買ってあげる場合の方針をご紹介させてください。
要求を認めてあげることも大事
ここまで、買わない方法をご紹介してきましたが、何がなんでも子どもが欲しいと思うものを買わないわけではありません。
我が家では、突発的に買いたいと思ったもの、特におもちゃは買わない事にしています。おもちゃを買い与えすぎると、家にものが溢れ、管理できなくなります。また、子供の脳のキャパを超えてしまい、混乱をまねきます。ものが多すぎる状態は脳の発達にも良くないと思っています。
ただ、果汁100%のジュースや、ちょっとしたおやつなんかは、コレホシー!と言われたらだいたいはすぐ買ってあげています。我が家の教育方針としては、出来るだけ、子供の自主性を認めてやり、1人の人格として認めてやりたいと言う思いがあります。
計画的に動いた事、例えばスーパーに入る前にジュース買いたいなー、なんて事を言っていた場合はすんなりと買い与えています。大人だってジュースやお菓子、ちょっとは欲しくなりますよね。それと同じような扱いにしています。
子供も自分が欲しいと言う気持ちを親が分かってくれていると感じて、余計な駄々をこねることが少なくなると思います。
いかがでしたでしょうか。我が家ではこんな感じで幼児の物欲と付き合っています。ご参考になれば幸いです。
我が家の子育てバイブル
本記事の一部は、我が家の子育てバイブルを参考にして作成しました。
こちらは、子供が困った行動をしてしまうときに、彼らの脳で何が起きているのか、どのように接してあげたらよいか、1歳~5歳まで年齢別にわかりやすく書いてあります。
「ほしい」という言葉には反射的に「ダメ!」と言ってしまいがちですが、子供は必ずしもほしいと思っているわけではありません。
このように「子どもの気持ち」を知ることで、ずいぶん子育てが楽になると思います。
子育て中の全ての方に、一度は読んでほしい一冊です。
以上、幼児の物欲との付き合いかたでした!
何かあればお気軽にどうぞ!